1/48 タミヤ キングタイガーとその他のフィギアを用いたジオラマです。
第二次世界大戦も末期の1945年、ドイツ軍の敗色が濃厚になったエルベ川で、アメリカ軍と
ソ連軍が出会い、両軍が遺棄されたキングタイガー戦車の前で、
ドイツ軍との共闘を誓い、賑わうシーンをテーマに作成しています。
1/48はサイズが手ごろである上に、組み立てが簡単なので、ジオラマや戦車の迷彩塗装は
初めてでしたが、じっくりとベース作りに取り組むことが出来ました。
遺棄されたドイツ軍のキングタイガーはジオラマの中で沈んでしまわない様に、
周囲の作りこみの度に汚し塗装の調整を行いました。
キングタイガー上の、アメリカ兵とソビエト兵です。説明書の指示通りに塗ると、暗く色が沈んでしまいがちなので、パッケージの色調を参考に塗装しました。
キングタイガーの上で、国旗を掲げ、ポーズを取る両軍を撮影するカメラマンです。
ジープはアメリカ軍休憩セットに付属していたものです。
ジープも指示通りに塗装すると、とても暗いグリーンに塗ってしまうことになるので、キングタイガーに用いられているグリーンと差をつけつつ、明るい色調で塗装しました。
アメリカ国旗も用意し、アメリカ軍とソ連軍の両者がコミュニケーションを取っています。
戦車の砲身の下を潜り抜け、走り寄るソ連兵です。石畳は3mmのスチロール板に模様を刻み、
タミヤカラーで塗り分けてあります。戦闘をしている情景ではないので、
パステルカラーを主に使い、
明るい色調に仕上げてみました。
手軽にフィギュアをフルスクラッチする事が出来ます。
両軍の国旗は、エポキシパテを混合後、ラップに挟み、伸ばすように造形しました。
周囲に散らばる瓦礫は石膏を砕いた破片を塗装したものです。
「アメリカ兵小休止セット」は、様々な小物とセットされ、工夫次第で場を賑やかす事が出来ます。
手前のレンガ壁は、タイルと同じ、5mmスチロールボードに模様を彫刻し、
タミヤカラーで塗装しました。
屋外での強烈な陽射しでの撮影も面白いですね。背景の木をジオラマの背景として
写してもらいました。
カメラでの記念撮影を行っているので、三脚等の撮影機材も配置してみました。
ドラム缶の上の缶詰、酒類も作りました。
マンションやビルの三階程度の視点をイメージして戦車を見下ろします。爆撃やキングタイガーの自重で壊れたタイルを表現するために、石膏を流したり、瓦礫を配置する順序を
考えなければなりませんでした。
キングタイガーの大きさが良くわかる背面からの写真です。車体表面の錆びは
筆で書き込みました。
史実に忠実かどうかはあまり拘っていないので、キングタイガー555号車が、
舞台となった場所に遺棄されていたか判りません。
しかし、色調を調整したり、配置を検討したりなど、
単品で模型を作るのとは違った面白みがありました。
0 件のコメント :
コメントを投稿