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2014年12月26日金曜日

タミヤ 24/1 ラ フェラーリ

タミヤ 24/1 ラ フェラーリを制作しました。
塗装の難度が高いと言われている黄色に今回はチャレンジしました。



キットとは別売りの、専用のカーボンパターンデカールと、エッチングメッシュで
ディティールアップをしています。


各ドアは開閉選択式にし、塗幕が厚くなりがちな黄色でも、なるたけ
ボディラインが浮かないように、各部のすりあわせを行いました。

リアウインドウから覗くインタークーラーはこのキットの醍醐味です。
フェラーリロゴは付属のインレットマークですが、貼り付けの繊細さに難儀しました。

車高の低さが際立つ、サイドビューです。ドア横の大きなダクトが特徴的です。


フルディスプレイモデルですから、内装の作りこみがされています。
説明書には丁寧に、内装の素材による質感の違いを再現するために、
細かなつや消しと半つや消しの塗り分けの指示があります。
実車の写真で確認したところ、内装の起毛部と、カーボン部の違いにそって
それらは塗り分けられていました。

開閉したドアは保持をするリブによって写真の位置に固定したままにできます。
しかし、繊細な作りですので、この状態のまま持ち運びの機会がある場合は注意を要します。

各パーツは成型色の赤が滲みだしてこないように、シルバーで下地を引き、
黄色みのかかったサフの上から、クロームイエローで塗装し、グロスブラックをマスキング
した後に、ウレタンクリアでコートをしてあります。
ルーフ部分の黒は、研ぎ出しの傷が目立ちやすく、精度の高いペーパーの重要性を
学ぶことが出来ました。

組みやすさと塗り分けの手間を考えると、ドアの内装パーツと外装パーツは
別々に塗装した後に接着します。しかし今回は、ガルウィング状態の断面が見えてくる事から、
両パーツを早い段階で接着し、隙間を埋めて一体感を演出しました。



リアカウルを開いた状態です。エッチングメッシュの向こうにエンジンが透けて見えています。
このように、ラフェラーリは至る所が開閉し、ダクトからメカ部が覗けるので、
各パーツは床下のバッテリーに至るまで相応の作りこみがされています。

別売りのカーボンパターンデカールは、デカールを貼りこむ各面の形状にあわせてパターンは
カットされているので、根気よくそれらを貼り付ければ、
実車にもある、各所でのカーボンパターン細かさの違いを演出することが出来ます。




驚くべきは、フルディスプレイモデルと呼ぶに相応しい、各パーツの作りこみと
ディフォルメを含めた表現力の高さにあると思います。
車体外部からは判りませんが、内部は隅々まで作りこみがなされ、まるで実車を組み立てる様に、構造を理解しながら完成させる事ができます。

クロームイエロー塗装の上に、ウレタンクリアーコーティングと、各部の摺りあわせに
時間がかかりましたが、車体内外ともに各パーツは、
キットのコンセプトを損なわないレベル一体化がなされ、組みやすくなっています。

通常の赤塗装で、ラッカークリア仕上げなら、
ほぼすべてのパーツは隙間なく組み立てられるでしょう。
腕に自信のある方は、是非純正のデカールとエッチングパーツで
ディティールアップに挑戦してみて下さい。

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